リトアニアの大学に入学するまでの全過程

こんにちは、リトアニア(Lithuania)の首都ヴィリニュス(Vilnius)の大学に留学しながら、現地のブロックチェーン関連のフィンテック企業で働いているKazuyuki Shimadaです。

ほとんどおられないとは思うのですが、このブログを見ている方でリトアニアの大学を受験しようと思っておられる方がおられるかもしれません。リトアニアでなくてもヨーロッパなどの海外の大学受験をしてみたいと考えている方がおられるかもしれません。そんな方にとっては少し参考になるかもしれません。
私は日本の大学には行かず専門学校に行っていたので、日本の大学の受験のことはわからないので比べることはできませんが、リトアニアの大学入学の過程を知っていただけたらと思います。
また私のケースでは日本に滞在しながらリトアニアの大学に申し込み合格するといった方法です。尚、今回紹介するのは私が申し込んだヴィリニュスビジネス大学のケースなので他の大学も同じかというとわからないので個別に確認お願いします。

SKVC

SKVCとはどのような機関なのか?


リトアニアの大学を受験する際に一つ大事なことがあります。それはSTUDIJŲ KOKYBĖS VERTINIMO CENTRAS(SKVC)(以下SKVCとします)といって高等教育を評価するリトアニアの文部科学省が設立した機関の許可が必要になるということです。この機関は申請者が申請するに値するかどうか(学位認定)を評価する機関であり、仮に大学が入学を認めてもSKVCから許可が下りなければ大学への入学が認められません。
ですので、申請についても大学とSKVCへは同時進行で行います。SKVCへの申請の方が厳格であり審査も時間がかかるので余裕を持っておこないましょう。

SKVCへ申請するために必要な書類

  1. 高校の卒業証書(英文)
  2. 高校の成績証明書(英文)
    ※日本では成績に関する記録の保存期間は、卒業後5年間と定められており、保存期間が過ぎた記録は、速やかに廃棄されることになっています。このため、卒業後6年目以降は、成績に関する証明書は発行されませんので、卒業後6年目以降の方で、成績証明書発行不可の証明書を発行してもらってください。私の場合6年以上経過しているので高校に英文で成績証明書発行不可の証明書を発行してもらいました。
  3. 高校の単位修得証明書(英文)
    ※日本では単位修得に関する記録の保存期間は、卒業後20年と定められており、保存期間が過ぎた記録は、速やかに廃棄されることになっています。このため、卒業後21年目以降は、単位修得に関する証明書は発行されませんので、卒業後21年目以降の方で、単位修得証明書発行不可の証明書を発行してもらってください。
  4. 専門学校のの卒業証書(英文) *必要に応じて
    尚、1.2.3.(4)の証明書は英文である必要があります。高校や専門学校から英文で発行できないと言われた場合は、翻訳書類の公証人の証明が必要となります。すなわち発行元の書類を英語に変換しその英語が本当に正しいかどうかを証明しなければなりません。
  5. パスポートのコピー(顔写真のページ)
    パスポートのコピーもそれが本当のコピーかを証明する必要があります。正規に登録を受けた国家資格者が認証したこと等を英文で記載し署名したものが必要で、日本では行政書士または弁護士に認証を行ってもらいます。
  6. 申請書(英文)
    大学への申請はオンラインで大丈夫ですが、SKVCは書類を提出する必要があります。

SKVCへの発送

書類が揃えばSKVCへ送ります。郵便局からEMSで送りました。リトアニアへは2,200円でした。また今回私はリトアニアの移民局(イミグレーション)(日本で言えば入国管理局)のビザについてを専門に扱う弁護士に一連のアドバイスをもらいながら手続きをしたのですが、アドバイスにより書類を2枚に分けて送りました。
1枚目は高校から受け取った書類一式。もう1枚は他の書類一式。2枚に分けて送料も2,200円*2となり4,400円かかるのになぜ2枚に分けて送ったかというと、高校からの書類を高校の封筒で高校の封緘印を押して高校から直接送ってくれと言われたからです。流石に高校に送ってとは言わなかったので高校の封筒に封緘印だけ押してもらい自分で送りました。
その後、弁護士からのアドバイスにより書類を送った旨をSKVCにメールで伝えました。

大学

SKVCに必要な書類を提出すると同時に大学へも申し込みをし、大学側とのやりとりを済ませます。時間があればSKVCの審査を待ってからでもいいかもしれませんが、私の場合締切日も迫っていたので急いで行いました。

大学へ申請するために必要な書類

  1. 申し込み料金100ユーロ
    これは私はTransferWiseというサービスを使いました。普段から海外送金する時もそうですし、マルタに留学する際の費用も全てこのサービスを使っているのでとても便利です。通常の海外送金は時間もかかり手数料もかかり進捗状況が見えにくいですがTransferWiseですとストレスなく安く送金できます。
  2. 写真
    写真も含め以下の必要なものは全てオンラインで送付するので画像やpdfファイルを用意します。
  3. パスポート
  4. 高校の卒業証書(英文)
  5. 専門学校のの卒業証書(英文)
  6. 英語能力証明書(英文)
    EUシステムCEFLの基準で B1以上。これはマルタの語学学校の卒業時に証明書を発行してもらっていました。B1以上の証明でしたが実際はそれ以下だと思います。マルタの学校が緩い基準であると思われるので助かりました。
  7. SKVCから発行された学位認定証明書
    これはSKVCに同時に提出している書類の審査をクリアしたらもらえます。申し込みの段階では必要ありません。
  8. モチベーションレター

8.のモチベーションレターについてが一番悩むことだと思うので下記のポストに私が実際に書いたモチベーションレターを公開します。

以上をオンライン上で申請します。

Skypeでのインタビュー

オンライン上で書類を提出すると、不備がないかチャックがなされます。私の場合大学側から高校の成績証明書(英文)を用意するように言われましたが、日本の法律では5年間しか成績証明書を発行しておらず、
SKVCへはその旨を伝え成績証明書発行不可の証明書(英文)を送付していることを伝えると、すぐにそれなら問題ないと回答されました。
そしてすぐにSkypeインタビューの日程が決められます。私の場合、その連絡から2日後を指定されました。

インタビュー合否

インタビューの合否は翌日出されました。インタビュー記事をご覧いただけたらわかりますが、インタビューでは手応えもあったので合格を待つのみでした。すぐに合格証明書も発行されましたが、SKVCの許可が下りないと始まりません。その間大学側からは今後の授業料の支払いについてとビザを取るための案内がありました。

SKVCからの通知

SKVCから最初の連絡はちょうど大学からの合格通知の日でした。書類を受け取り審査に入るとの連絡です。

審査期間は20営業日以内、実質約1ヶ月です。
個人的には20営業日以内での大して審査する内容でもないので10営業日ほどで連絡がくるかなと思っていたのですが、実際連絡がきたのは22営業日目。しかも20営業日で連絡がこないので私から連絡をしたからでした。しかも担当者がバケーション中ということで、きっと忘れられていましたね。

大学に授業料の支払い

大学からの合格通知とSKVCの発行する学位認定証明書が手に入れば次に大学に授業料を支払います。授業料は1年分の支払いとなり、こちらもいつものようにTransferWiseで支払いを行いました。

プログラム変更

ヴィリニュスビジネス大学のオンライン申請方法で第一希望プログラムと第二希望プログラムを選択するのですが、私の第一希望はビジネスマネジメント・マーケティング、第二希望はプログラミング・インターネットテクノロジーを選択し第一希望はビジネスマネジメント・マーケティングで合格し、その費用を支払ってます。しかしビザ申請の直前に大学側から私が選んだ第一希望のマーケティング・マネジメント、第二希望のプログラミング共に人数が集まらなかったので今期は開講できないので違うプログラムを選んで欲しいと連絡が来ました。

残されたプログラムはゲームデザインとホスピタリティ・イベントマネジメントと物流ビジネスマネジメント。結果私はゲームデザイン(応用情報学)を選択しました。

ビザの申請

大学に授業料を支払うと大学側から最終的な正式の入学許可書(今回は選択コースはゲームデザインに変更済み)が発行され、それらを持って東京にあるリトアニア大使館でビザ申請します。

リトアニア大使館に提出する必要なもの

  1. 10年以内に発行されたパスポート(滞在期間+3ヶ月以上あるもの)
  2. リトアニアの大学による招聘状
    駐日リトアニア大使館でDビザ申請するために必要であることを事前に伝え発行してもらうこと
  3. 日本の所属大学による所属証明書(英文)
    *所属していない場合は必要なし
  4. 滞在期間をカバーする健康保険の証明書
    英文の証明書で死亡・疾病・事故等生命に関わる項目は1項目につき最低5792ユーロの保障が必要
  5. 本人名義の銀行口座の英文残高証明書
  6. 航空券または航空券の予約確認書
  7. 申請書

大学への最終報告

大学の正式な入学許可とSKVCの発行する学位認定証明書が手に入っても、当然ビザが下りなけらばリトアニアに滞在することはできません。
ビザは約1週間ほどで下りたのでその時点で大学に報告して最終の学業契約書に大学と私の双方が署名し終了です。

アコモデーション

リトアニアに行く場合は滞在先が必要です。こちらは個人で手配することも可能ですが大学が手配をしてくれます。但し大学が持っていたり提携しているアコモデーションは条件があり、私の場合はドミトリーのみでシェアになります。シェアが嫌な場合は自分で探すこととなります。もちろん大学側が手伝ってくれますので事前に大学に相談しておくといいと思います。

私はリトアニアに行くまでにシェアしないで済むアコモデーションを決めることができずに大学が用意してくれたドミトリーに一旦滞在しその後にフラットを契約するパターンを選択しました。

補足

大学に入学する際、SKVCへ申請する際、日本のリトアニア大使館でビザを取得する際には必要にならないのですが、後々必要になってくるのが犯罪経歴証明書(無犯罪証明書)というものです。国によっても異なるのですが、海外に渡航する際、居住ビザを取得する際、就労ビザを取得する際に必要になる国があります。私のケースだと学業を続けた場合、リトアニアでの滞在が約8ヶ月過ぎる頃に一時居留許可を申請することができます。その際に必要となるかもしれないので大学側から取っておくといいと言われました。

まとめ

いかがでしたでしょうか?SKVCから連絡が来ないときは焦りましたがこれも海外ならではです。プログラムの変更も日本では考えられないですね。

一番大変なのは最初の書類集めで、特にパスポートのコピーを証明してもらう方法から調べたり大変でした。書類さえ送ってしまえばあとは向こうが進めてくれるので、こちらは受け身でこなしていくだけです。Skypeインタビューも焦らずすれば大丈夫ですし、私がなんとかなったので海外の大学に行こうと思っておられる方は絶対に大丈夫だと思います。

あとはアコモデーション。どんな環境でも問題ないという方にとってはいいですが、ストレスなく一人で暮らしたいという方は早めに動くのはベストです。但し物件見学もしたいと思うのでまずは仮住まいを確保し、現地に到着後すぐに動く方法が一番いいのではないかと思います。

何れにしろ海外は日本ほど期限に関してしっかりしていないので、期限が守られていなくても焦らずそういうものだと理解して進めていくといいでしょう。そして何より楽しむ、そのスタンスさえあれば大丈夫です。

それでは、Kazuyuki Shimadaでした。

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